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SAND “Ken Yokoyama Sentimental Trash Tour” LIVE REPORT

SATANIC ENT. / 2016.01.22 22:53 更新

SAND “Ken Yokoyama Sentimental Trash Tour” LIVE REPORT

Ken Yokoyama “Sentimental Trash Tour”
12月19日 @横浜Bay Hall

現場を実力で盛り上げる これぞリアルハードコア

ハードコアの芯の強さを見せつけたライブ

12月19日の横浜Bay Hallにて行われたKen Yokoyamaの『Sentimental Trash Tour』に出演した大阪発ハードコアバンド、SAND。その怒涛のハードコアライブの模様をレポートする。

SANDはその楽曲、ライブにおけるアクト、すべてにおいて完膚無きまでにリアル。この日も、バンドが体現するリアルなハードコアの音を叩きつけていた。最初は、あまりにも凶暴な音塊に戸惑っているように見えたフロアも最後の演奏曲『COUNTRY ROAD(カバー)』ではモッシュにダイブの嵐、初めてSANDを見るオーディエンスが多かったようだが、ライブに見るカッコよさ、SANDが体現する生々しいリアルに吹っ飛ばされていたように思う。

SANDが表現しているハードコアは、誤解を恐れずに言うのであれば、基盤を90年代のNYハードコアシーンのストロングスタイルに持ち、そこにメタルなどのエクストリームミュージック要素が加味され、現代流に独自の昇華を遂げたイメージ。ボーカルはオールスクリーム、リフは刻みを中心とし、ズクズクと重く鳴る音のリズムを楽しむもの。生やさしいメロディや歌詞は一切なく、とことんストリートで、一般的なポピュラリティを持ち合わせない誇り高きREBEL MUSICだ。

パッと聴きで、曲が耳に残るものではない。カルチャーがあり、バックボーンがあり、アンチのマインドを宿すこの音楽は、世間で見れば当然ながらマイノリティなもの。にも関わらず、メロディックパンク好きもラウド好きも、初見でSANDを見る者もすべてを巻き込み、フロアに突っ込んでいくボーカル、MAKOTOの姿と咆哮に感動させられた。ここに、エクストリームミュージックの芯の強さを見た。

この日のチケットはもちろんソールドアウト。開演前の18時30分頃、Bay Hallは満員状態、それぞれKen BandやSANDのグッズ売り場には長蛇の列ができていた。Ken Yokoyamaのライブに遊びに来るお客さんは、ピザ・オブ・デスを背負ったTシャツや、国内メロディックパンクバンドのマーチャンダイズを着用して来ることが多いのだが、この日はSOUL SEARCH(※)のTシャツを着ているキッズや、その他、アメリカのハードコアバンドのグッズを身に付けているキッズも多かった。

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